
「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」総合グランプリを受賞したキングコング西野氏が書いた『革命のファンファーレ』。
その中でも書かれている恩送りを具体化させたサービスが自身で立ち上げたレターポットだ。Facebookアカウントがあれば誰でも無料でポットを作れる。
ユーザー同士でレターを送り合う「だけ」のサービスということで、会員登録したら100文字分くらいくれそうなものだが、そんなのはない。0文字の状態でスタートする。まずユーザーはこれをなんとかしないといけない。おすすめはtwitterで「レターポット始めたけどレターがないのでください!」とつぶやくことだ。優しい誰かが送ってくれるだろう。そこで「ありがとうございます」と返信するのが普通だが、それはすなわちレターポットを送り返す行為だから、勧められない。送りたい相手に送るのが正解だ。送ってくれた相手がリアルの知り合いだったら直接かLINEかでお礼をすればいい。
これぞ恩送り。自然に恩送りを学べるのがレターポットだ。人はこうなるとたくさん恩送りしたくなるもので、もしかするとレターが足りない!と思うこともあるだろう。でも心配ない。受け取るレターと送るレターのバランスが取れるのが一番だが、送るレターは1文字5円で買うことができ、その収益は被災者支援や西野氏が主催したハレノヒ被害者への成人式イベントなどの形でだれかを助けるために使われる。