仮想通貨のようで仮想通貨じゃない「タイムバンク」

仮想通貨というのは、言ってしまえばデジタルデータを”お金”と考えて実際の日本円あるいは仮想通貨を通じて売買している仕組みです。

今回紹介するタイムバンクは仮想通貨のようで仮想通貨じゃありません。

タイムバンクはある著名人(Aさんとします)が自分の時間をあらかじめ運営元のメタップスに確保することを約束します。例えば20時間。

その20時間を1秒単位で売買します。もちろん日本円で、です。

そうすると「Aさんは1秒5円」と価値がつきます。

Aさんは事前にリワードというものを設定しておき、

・10分買ったらメールを3往復やりとりします。

・30分買ったら電話相談を30分受けます

・1時間買ったら直接会います

と発表しておくので、メールしたい人は10分(600秒×5円=3000円)、電話で相談したい人は30分(1800秒×5円=9000円)を市場で買って運営元に利用申請をする形になります。

面白いのはこの「1秒5円」が需給で上下するということです。人気が出れば1秒100円を超えている人も実際に出ています。

これが仮想通貨と似ていると言われるポイントで、時間を売買するだけですが価格が変動するので投機的な要素も持つことになります。要は「Aさんの時間は今後値上がりするだろうから今のうちに持っておこう」という人が現れれば、それだけで値上がり要因になります。通常は時間を利用するために買うのですが、値上がり目的で売買する人もいるということです。

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